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Tech Blog #71 番外編:サンフランシスコ治安事情

~ 日常の脇に〇〇〇が歩く街 ~


 こんにちは、Marvinです。今日は番外編としてTechなテーマではなく、米国での生活事情についてお伝えしたいと思います。現在、カリフォルニア州のベイエリアで駐在員として暮らしていますが、赴任前は現地の治安が気がかりなポイントの一つでした。まだ赴任してから半年程度ではありますが、時々「ドキッ」っとする場面に遭遇することはあるものの、私が暮らすダウンタウンでは心配したほど怖い場面には遭遇せず快適に過ごせておりますが、先日の夜中に初めて「パン、パン、パン、パン」という破裂音を耳にし、「さっきのは爆竹だったな」と思うことに決めて再び床につきました。



治安の悪化が著しいサンフランシスコ


出張や海外旅行などで街を訪れられたことがある方も多いかと思いますが、カリフォルア州の北部に位置する港湾都市サンフランシスコは、ゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島、フィッシャーマンズワーフなど、魅力あふれる観光スポットが多くあり、気候も温暖で過ごし易く、日本人にとっても訪れたい街の一つかと思います。しかし、昨今この街は薬物の蔓延による治安の悪化で現在着目を浴びています。インターネットで「サンフランシコ」「治安」「薬物」などのキーワードを入れると多くの記事や写真、動画がアップされており、その実情を見れるかと思います。実際に私もサンフランシコに訪れた際にその光景を見てきましたが、日常のすぐ脇に恐らく薬物中毒だろうと思われる浮浪者たち、独特のにおい・・・明らかにコロナ前よりも日常とその警戒心が高まる世界がより近くに、より日常との境があいまいになっているように感じました。信号の一つ先、歩道の反対側、ビルの裏路地、ちょっとしたところにその入り口があります。




California Proposition 47


2014年に制定されたカリフォルニア州の法律です。簡単に言うと、罪の一部を重罪から軽罪に再分類することを主要な内容としており、被害を受けた価値が950ドル以下の場合は、軽犯罪に分類されるというものです(以前の基準額は400ドル)。対象となる犯罪は、万引きや盗難、詐欺、小切手の偽造、違法薬物の個人使用などで、特に非暴力的な犯罪に焦点を当てられています。この法律については、賛成派と反対派がおり、賛成派は、刑務所の収容人数を減少させ、非暴力的犯罪者に再び社会に統合するチャンスを与えるというメリットがあるという一方、反対派は、この法律が犯罪率の上昇を招いていると言われています。



違法薬物の蔓延


フェンタニル(合成オピオイド)やメタンフェタミン、コカインといった非合法で製造された違法薬物が蔓延しており、多くの中毒者・死者を出していると言われています。特にフェンタニルはモルヒネの約100倍、ヘロインの50倍強力だと言われており、過剰摂取により多くの死者を出していると言われています。一方、この問題に対して支援を行っている団体もあり、この問題に対抗するために活動しています。彼らは清潔な注射器、ガラスパイプ、アルコールワイプ、水などの供給を行い、薬物使用者が可能な限り安全に薬物を使用できるよう支援を行っています。その他、オピオイド逆作用薬であるナロキソンを含むナルカンという鼻スプレーを配布し、フェンタニル(合成オピオイド)の過剰摂取から命を救う活動なども行っているそうです。


薬物を完全にやめさせるのではなく、安全に使用できる環境を渡す・・・・この発想は無かったな・・・。



撤退が続く小売店


2023年9月にTargetはニューヨーク市イーストハーレム地区の1店舗とサンフランシスコ・ベイエリアの3店舗を含む4州の9店舗を閉鎖すると発表しました。治安の悪化、それに伴う窃盗の増加によりビジネスの継続が困難であること、従業員の安全を守るためと言われています。その他にも既に撤退した企業を含めて、Whole Foodsや、WalgreensNordstromなど様々な企業がサンフランシスコやベイエリアからの撤退を決めています。




一部の連邦職員はテレワーク推奨


また、米国保健福祉省は、サンフランシスコの連邦ビル周辺の犯罪レベルが高いため、従業員に対して「当面の間、テレワークを最大限に活用する」よう勧告しています。この連邦ビルは、麻薬の売人がビルの近くで違法薬物を販売していることで知られているエリアに位置しています。




まとめ


サブタイトルに「日常の脇に〇〇〇が歩く街」 という少々ショッキングな言葉をイメージさせるタイトルにしましたが、先日見てきた光景はまさにその通りでした。ゾンビ映画、ドラマ、ゲームなどで見てきたソレです。薬物中毒者が視点の定まらぬ様子で足を引きずり歩き、横たわり、その姿に心臓が「キュッ」となるような感じがしたのを覚えています。一方、華やかな米国というのもすぐそばに存在しており、この格差というのか何というのか・・・元々は皆クリーンな状態で生まれ、望んで薬物に手を出したわけではないと思いますが・・・どの様に文字にして表現してすれば良いのか分かりませんが、複雑な思いです。


くれぐれも、こちらに来られた際には、夜間に一人では出歩かず、スマホ歩きをしない、少しでも変だなと感じたら(人間のセンサーは案外敏感です!)速やかに立ち去る、事前に移動ルート・手段を決めておくことをお勧めします。


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参照リンク

  • https://americanaddictioncenters.org/fentanyl-treatment/compare

  • https://www.nytimes.com/2014/10/30/opinion/prop-47-could-take-the-state-a-step-further-in-reducing-overcrowding.html

  • https://crimesolutions.ojp.gov/ratedprograms/740

  • https://pubdef.lacounty.gov/prop47/what-is-p47/

  • https://www.theguardian.com/us-news/2022/apr/23/san-francisco-homelessness-street-team-fentanyl

  • https://www.dea.gov/resources/facts-about-fentanyl

  • https://qz.com/2077384/why-is-walgreens-really-closing-its-stores-in-san-francisco

  • https://www.cnn.com/2023/04/11/business/san-francisco-whole-foods-closure/index.html

  • https://www.cnn.com/2023/08/30/business/san-francisco-union-square-retail-closures/index.html

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