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Tech Blog #6 AWS re:Inventで使われた動画配信プラットフォームとは?



 先週の金曜日(12月18日)にAWS re:Inventが幕を閉じました。読者の皆様におかれましても参加された方がたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。re:Inventの他にも、ここ2ヶ月ほど大きなカンファレンスが続いていまして、筆者も『Future Festival』 (11月10日〜12日)、『Web Summit』 (12月2日〜12月4日) に参加しました。


 どのカンファレンスも新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催。いずれも大規模だったので同時接続数が数千人規模になることも多かったです。さて、こうした大規模イベントはいったいどのようなプラットフォームで実現したのでしょうか?『re:Invent』、『Futute Festival』、『Web Summit』の各カンファレンスの概要と合わせてお話したいと思います。


 まず、3つの中でもっとも有名なのは『re:Invent』だと思いますが、こちらはクラウドサービスでNo.1のシェアを持つ「AWS(Amazon Web Service)」が開催する年次カンファレンスです。例年であればラスベガスのホテルをいくつも借り切って開催するほど大規模で、人気もものすごくあります。こちらのイベントではAWSの新しいサービス・機能の発表の他、技術的に基礎的な内容から発展した使い方の説明まで、数多くのBreakout Sessionが用意されています。コンテンツの内容としては、プレゼンターが1人(or 2人)で、スライドを使って説明するといった形式がメインになっています。


 おそらくAWSは安定してストリーミング再生ができるプラットフォームが必要と考えたのだと想像します。そのため彼らは『kaltura』を選択しました。re:Inventにご参加された方は体感されたかと思いますが、他のオンラインカンファレンスと比較してもかなり安定して動作していました。kalturaは、2006年に創業し動画配信のプラットフォームを提供しているStartup企業で、すでにシリーズFに到達しています。re:Inventのようなオンラインイベントのみならず、企業や教育機関向けのE-Learningに利用されるといったユースケースも多いです。





 次に、『Future Festival』ですが、このイベントは世界中のビジネスやテクノロジートレンドと分析レポートを大手企業に提供する「Trend Hunter」が主催するカンファレンスで、毎年スターバックスやサムスン、グーグル、NASAをはじめとするリーディング企業のマーケティングや製品企画担当者が集まります。なお、『Future Festival』を主催する「Trend Hunter」は、創始者兼CEOであるJeremy Gutsche氏が2005年にトロントで創業。月間2,000万人のアクセスを集めるトレンド発信Webサイトの運営や講演、そして本の出版などを手掛けてきました。そして現在では世界に約20万人いるというトレンド情報提供者からの情報を同社のアナリストが世界のビジネス、消費、テクノロジートレンドとして分析。クライアントの要望にあったレポート作成やブランド戦略立案、新商品開発ワークショップなどのサービスをコカコーラ/アディダス/IBM/Cisco/Microsoft/NASAをはじめとする世界の大手企業に提供しています。


 こちらのイベントでは『Zoom』がプラットフォームとして選択されていました。基本的には1つのセッションを全員が聴講し、途中、小グループに分かれてディスカッションするといったスタイルだったので、Breakout Roomの機能を持っているZoomが彼らにとっては最適の選択肢だったのだと思います。





 3つめの『web summit』は、もともと3名のアイリッシュがアイルランドの首都ダブリンで開催し、初年度の2010年の参加者は400人。そして、あっという間に規模が大きくなり、2016年には現在の開催地であるリスボンが巨額を払いアイルランドから買い取るかたちで、開催地を変更させるほど人気となりました。Startup企業の祭典として認知され、世界各国からStartupと投資家を中心に約7万人が参加してきます。


 今年のweb summitのテーマは「LIVE FROM LISBON」で、オンライン開催になったとしても、現地開催と同じ感覚で参加できる工夫がされていると感じました。ユーザー同士、特にStartupがVenture Capitalとつながりやすい場を提供するという目的があるので、そのような工夫をしたのだと想像しています。


 web summitはテーマに沿った複数のチャネルから選択してLive配信に参加するといった方式でした。ほぼすべてのセッションにおいて、複数人によるディスカッションを参加者が聴講するといったスタイルで、リアクションやコメントで参加者たちは意見や考えを共有できるようになっていました。


 web summitは、「BIZZABO」を選択。Liveストリーミング配信がメインで、かつ、ユーザー同士がつながりやすいプラットフォームとして最適な選択肢だったのではないかと思います。なお、BIZZABO自体もシリーズEのStartup企業で、先日Insight Partners主導で1億3,800万ドルを調達しています。

Web Summitのライブ配信画面。左下のリアクションボタンが豊富。

  カンファレンス業界は、いまや1兆ドル産業と言われるほど大きな規模になっています。新型コロナウイルスでオンライン化が主流になったいま、来年以降に落ち着いてきたとしても、引き続きオンラインと現地とのハイブリッド型カンファレンスが継続されるものと予想しています。これからイベントに参加される際は、そのカンファレンスがどのような特徴を持っていて、裏側で動いているプラットフォームやStartup企業はどのようなものかについて注目してみるのはいかがでしたでしょうか。


 引き続き、こちらのBlogでも面白いStartup企業について紹介していきますので、購読登録がまだの方はSubscribe nowボタンからメールアドレスのご登録をよろしくお願いします!

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